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孔子も、発明家エジソンも、アナロジー思考でアイデア発想

孔子の論語の中に「温故知新=古きをたずね、新しきを知る」という言葉があります。これをアイデア発想の問題に置き換えると、過去のビジネス事例の中に新しい成功のヒントがあると読むことができます。このように、先行した事例に着目して、その原理・特徴を現在の課題に応用する考え方をアナロジー(類推)思考といいます。

大発明家エジソンも、このアナロジー思考を推奨しています。彼は「新しいアイデアといっても、そのもとになったネタ・考え方・やり方がある」といい、「過去に成功したアイデアを応用してみる。どのようなアイデアでも、自分がかかえている問題においてオリジナルであればよい」と、既存アイデアからのアナロジー思考を進めています。

実際、数多くのヒット商品が先行した商品をヒントに開発されています。いまや冬に欠かせない「ホカロン」は、鉄の酸化による発熱を利用しています。この原理による最初の商品は、たしか食べるときに加熱する「神戸の駅弁」と記憶しています。次にこの酸化熱の原理は、飲むときにお燗する「カップ酒」に応用されています。「ホカロン」の開発においてこのような事例が参考になったかどうかは別にして、すでに同じ原理の異なる商品が誕生していたわけです。

100年に一度の経済危機を向かえ、まったく先の読めない時代です。現状の論理にもとづく市場分析では優れたアイデアは生まれそうにありません。時代が不連続の局面になればなるほど、常識の枠にとらわれない発想の転換・飛躍が必要となります。こんな状況だからこそ「温故知新」で過去の成功事例にさかのぼり、エジソン流による既存アイデアの応用をはかるアナロジー思考が重要になります。

著:加宮利行→360サポーターズ


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