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超論理・非論理・脱論理と"やわらか頭"

論理的に物事を考えていくことは大変重要ですが、論理性にこだわりすぎると逆にガチガチ頭になってしまうかもしれません。
柔軟な思考・発想のできるやわらか頭になるには、遊び感覚的な意識が必要ではないでしょうか。ビジネスパーソンをやわらか頭にするには、「超論理・非論理・脱論理」といった視点がポイントになりそうです。

①技術職をやわらか頭にする"超論理"
創造のためには、これまでとことなる異質な知識の組み合わせが必要になります。従来からの論理に もとづく因果的・原理的知識の組合せを超えない限り、創造には結びつきません。技術職には、現在の論理をこえる超論理性が求められます。

②営業職をやわらか頭にする"非論理"
営業職の売れない理由についての報告は、非常に論理的です。売れなかった理由をお客様のせいにしたり、市場競争の厳しさのせいにする論理は、ある面で非常に筋が通いたりします。ただ、売れない理由をいくら論理的に説明されてもまったく意味はありません。営業職には、因果関係があいまいで非論理的と思えるようなやり方であっても、売るための新しい仕掛けを次々と考えていくことのほうが重要になります。

③管理部門の人たちをやわらか頭にする"脱論理"
経理の人たちは会計基準、総務の人たち就業規則といった形で、判断基準となる原理・原則的論理が存在しています。それだけに、なにごとも原理・原則だよりの論理人間となりがちです。新しい状況や判断基準のない問題への対応能力を高めようとすれば、脱論理の考え方が求められます。

論理的な思考はビジネスの基本ですが、頭の隅の一部に「超論理・非論理・脱論理」に通じる遊び感覚的な視点も必要と思われます。論理性も重要ですが、それだけでは新しいビジネスモデルの創造やチャンスの発見が難しくなるのではないでしょうか。創造は、常識の論理とことなる世界にひそんでいます。

著:加宮利行→360サポーターズ
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