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「本田宗一郎の言葉」3

このパフォーマンスシリーズの「イニシアティブ(主導性、先見性)」と「メンバー育成支援、フィードバック能力」の両欄での「本田宗一郎の言葉」1と2でも書いているのであるが、これはこの欄の「自己信頼」ともつながっていることである。

本田宗一郎は、自己信頼の塊であり、まさにそこからでてくる「魂の人」ともいえる。自己信頼は、自分の得手の部分に集中することにより、より高めることが出来、そのために「石は石で、ダイヤはダイヤ」ということに徹していたのであろう。自分は石でもいい。しかしその石に徹してやろうという自己信念こそ、自己信頼の賜物である。

「"惚れて通えば千里も一里"ということわざがある。それくらい時間を超越し、自分の好きなものに打ち込めるようになったら、こんな楽しい人生はないんじゃないかな。そうなるには一人ひとりが、自分の得手不得手を包み隠さず、ハッキリ表明することである。石は石でいいんですよ、ダイヤはダイヤでいいんです。そして監督者は部下の得意なものを早くつかんで、伸ばしてやる、適材適所へ配置してやる。
そうなりゃ、石もダイヤもみんな本当の宝になる。」(『本田宗一郎 夢を力に』より)

この言葉から、自己信頼をさらに高め集中していき、それそれの得手な部分をそれぞれのメンバーに任せ、自分は経営者としてリーダーとして、後世に残る壮大な夢を追っていくことに徹し、それはまた好きなことをするということと重なり、本田宗一郎の独特な経営者像を作り上げてきたのであろう。

著:佐藤創紀 →360サポーターズ


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