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月着陸

先見性がなければ主導性は発揮できない。

その先見性とは何か?未来を予測する能力である。しかし、未来をどう予測すればよいのだろうか?未来を予測することは、人類にとって永遠の課題であった。そして憧れであり、夢でもある。だから、占いが世界中で昔から人々の人気があり、身近では、日本のdocomoのiモードでのサイト検索上位ベスト10でも、すべてが占いサイトであるということでもよくわかる。ということは未来を予測するということは、いくら優秀な経営者でも現実にはまだ無理だということである。

それで、なぜ、その先見性を能力として経営者は望まれるのであろうか?それは、その先見性の考え方である。実際の予期は出来ないのであるから、自分で想像するしかないのである。その想像が会社や組織の理念となり、その理念にいかに現実を近づけていくかという作業が経営となるわけである。行き先がわかれば自然とそこに向かっていくのが人間である。それを経営に応用していけばいいわけである。それがうまくできる人とうまくできない人で、イニシアティブの能力の差がでてくるのである。それを、結果的に先見性があるとかないとかで、世の中の人が勝手に判断しているだけである。

世の中というものは、予測してそのとおりになっていくというよりも、目標や夢というものがあって、そこに現実が近づいていくというもので、そこに自然の摂理がある。いすや机も、昔のある人がそれを想像したから今現在ここにあるのであって、もし、昔、だれもいすや机を想像する人がいなかったら、今現在、いすや机はここには無いのである。社会の今現在あるものはすべてそういうことになる。昔のあるだれかが、最初に「月」に行きたいとおもったから、アポロが月へ行ったのであって、「月」へ行きたいと誰も思わなかったら、けして「月」に人類は着陸していなかったのである。そこにイニシアティブの原理がある。

著:佐藤創紀 →https://www.gdl-j.co.jp/archives/001031.html


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