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分析は分けること、分かりやすいわけ方は

分析とは、分けることといわれています。分けて「分類・比較」していけば問題点が明らかになるとする考え方です。

それでは、実際に分ける方法としては、どのようなやり方があるのでしょう。

最近の流行は「ロジックツリー」かもしれません。課題に関する要因をもれなく、ダブリなくリストアップして分類・比較する分析法です。ビジネス関係の書物の戦略分析のページなどでたびたび紹介されています。しかし、もれなく・ダブリなく関連する要素をリストアップしていくには、かなりの知識が求められます。リストアップするまでに思考のエネルギーの大半を使いきってしまいそうです。ロジックツリーが完成したときには、その資料をもとに解析していこうとする意欲を失っているかもしれません。理論的な方法は、どうも疲れるようです。

それでは実践的でもっと簡単に分ける方法があるかということですが、使いやすさでいえば「ケプナー・トリゴー法」かもしれません。ケプナー・トリゴー法の専門家に言わせると手抜きと指摘されるかもしれませんが「IS:IS NOT、WANT:MUST」の考え方を使えば、思考エネルギーをさほど使わない分析が可能です。「ある特定の事実が起きているか、起きていないか」実現したいことは「要望レベルなのか、絶対条件なのか」といった事実に関する分類・比較する方法です。

具体的には、商品の販売戦略を考えるようなケースでは「売れている地域:売れていない地域」、「販売数の多い営業マン:少ない営業マン」に関して事実比較を行い、なにが・どのように違うかを明らかにしていきます。分析とは、ある面ではビジネスにつながる特異点の発見ですから、対立する事実関係を比較するだけで面白い解析ができます。

著:加宮利行→https://www.gdl-j.co.jp/archives/000692.html


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