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情報収集が難しいのは、収集目的の秘密性が原因?

情報は、その使用目的によって大きく2つに分けることができます。

一つは、いま取り組んでいる具体的テーマに関連する詳細情報です。もう一つは、社会や市場の動きの今後の予測につながるマクロ的なトレンド的情報となります。

個別テーマに関する詳細情報を収集するもっとも有効な方法は、自らこんな情報が欲しいと叫ぶことです。極端にいえば、その質は保証できないかもしれませんがホームページに情報募集の書き込みをすれば、一挙に膨大な情報があつまることでしょう。あるいは、会う人ごとに「こんなテーマに関する情報を知りません」と問いかけていけば「それなら...」といって貴重な情報を提供してもらえることでしょう。少なくとも情報のありそうな人・場所につながるヒントの入手につながるはずです。

こんな便利な方法がありながら、実際にはこの方法はつかえないケースが多くなります。なぜなら個別テーマに関する情報が必要なときというのは、それが新規の事業計画や新商品の開発などにからみ、企業秘密と関係するからです。企画内容を説明すると、そっくり取られてしまう危険性があります。どうしても、情報収集の目的をぼかしながら情報収集しなければならなくなります。「それとなく世間話的な話を装いながら情報を聞く」といったやり方になるわけですから、聞かれたほうも真剣に答えようとせず聞き流しがちになります。ホンネを話せないがゆえに、貴重な情報を持っている人がいても、うまく引き出すことができないことが情報収集を難しくするようです。

著:加宮利行→https://www.gdl-j.co.jp/archives/001032.html

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