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「選択と集中」戦略に対する問い ~ 加護野先生のプレジデント掲載論文より ~

ジャックウェルチ時代のGEが華々しかったせいか、ここ数年は「選択と集中」「マーケットシェアが利益率を左右する」という考え方に偏った報道、論文が多かった様に感じる。
以下のコメントは「プレジデント」に掲載された加護野先生の論文の抜粋だ。

企業の成長にとって「種まき」は重要な意味を持つ。 経営戦力の鉄則である「選択と集中」にもリスクがある。 企業は今、もう一度戦略を見直すべきときにきているのだ。

選択と集中の戦略をとることができるのは、その前に多角化と拡散の時代があったからである。

われわれは刈り取りにばかり目を奪われ、種まきを忘れてしまう。

選択と集中に人々の目が奪われるのは、集中には効果が早く出るという特徴があり、その効果が華々しいという特徴があるからである。選択と集中は企業が危機にあるときに採用されることの多い戦略である。

PRESIDENT 2007.10.29号 P26~27
神戸大学大学院経営学研究科教授 加護野忠男=文

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