バイクに乗ると頭が良くなる?
普段、利用している移動手段は何でしょうか。
電車、バス、自転車、車など様々だと思いますが、今回は「バイク」が主役です。
皆さんの周りに、年齢を重ねても若々しく、活力にあふれているバイク乗りの方はいないでしょうか。
休日になるとツーリングに出かけ、新しい景色や道を楽しみながら、いきいきとした表情でバイクについて語る。そんな姿を見て、「なぜあんなに元気なのだろう」と感じたことがある方もいるかもしれません。
もちろん、それだけで若さや活力を説明することはできません。しかし近年、バイクの運転と脳の働きについて研究が行われる中で、バイクが脳に良い刺激を与えている可能性が指摘されています。
バイクは単なる移動手段ではありません。
周囲の状況を把握し、瞬時に判断し、身体を使って操作するという一連の動作を繰り返す乗り物です。そのため、運転中は自然と脳が活発に働く状態になります。
今回は少し変わった視点として、「バイクと脳の関係」について考えてみたいと思います。
なぜバイクに乗ると脳が活性化されるのか
バイクの運転では、常に複数の情報を処理する必要があります。
- ハンドル操作
- アクセル操作
- ブレーキ操作
- クラッチ操作(MTの場合)
- 路面状況の把握
- 天候や風の影響への対応
さらに、曲がる際には身体を傾けたり、路面の凹凸や砂利などにも注意を払わなければなりません。
こうした操作や判断は一瞬の遅れが事故につながる可能性があるため、ライダーは常に周囲の状況に意識を向けています。
つまり、バイクは運転中に脳を休ませる時間が少なく、多くの感覚や認知機能を使う乗り物と言えるのです。
バイクは「全身で運転する乗り物」
車との大きな違いは、バイクが身体感覚を強く使う点にあります。
例えば、
- 風を感じる
- 気温の変化を感じる
- 路面の状態を感じる
- 車体の傾きを感じる
といった情報が直接身体に伝わってきます。
人間の脳は五感から得られる情報を処理するため、こうした刺激は脳にとっても良いトレーニングになります。
車の運転との違い
もちろん車の運転も認知機能を使います。
しかし近年の自動車は、
- オートマチック化
- 自動ブレーキ
- 車線維持支援
- クルーズコントロール
など、安全装備や運転支援機能が大きく進化しています。
そのため、慣れてくると運転操作がルーティン化しやすく、バイクと比較すると身体全体を使う場面は少なくなります。
脳研究でも注目される「適度な刺激」
近年では、バイク運転と脳機能の関係について研究も行われています。
適度な緊張感や注意力を必要とする活動は、
- 集中力
- 判断力
- 注意力
などの維持につながる可能性があると考えられています。
もちろん、バイクに乗ったから急に頭が良くなるわけではありません。
しかし、常に周囲を観察し、瞬時に判断し、身体を使って操作するという行為は、脳にとって良い刺激になっていると言えるでしょう。
まとめ
バイクは単なる移動手段ではありません。
- 周囲の状況を観察する
- 瞬時に判断する
- 身体を使って操作する
という一連の行動を繰り返すことで、自然と脳を働かせる乗り物でもあります。
最近は便利な乗り物が増えていますが、だからこそ「自分で考え、自分で操作する」というバイクの魅力は、脳への刺激という面でも価値があるのかもしれません。
だからといって無理な運転は禁物です。安全運転があってこそ、バイクの楽しさも脳への良い刺激も得られるのです。文責:田辺顕
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