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ノートを取るのは無駄? ~新人・若手が最初につまずく「メモ」~

新人・若手社員の中には、そもそも「メモを取る必要性」をあまり感じていない人もいます。

こうした環境の中で、わざわざペンを持ってメモを取ることに、効率の悪さを感じるのは自然な流れかもしれません。

実際、「とりあえず後で見返せばいい」「必要になったら調べればいい」と考え、メモをほとんど取らない新人も増えています。

一見すると合理的です。しかし、この"便利さへの依存"が、仕事の理解や成長スピードを遅らせてしまうケースも少なくありません。

問題は「メモを取ること」ではない

問題は、メモを取ること自体ではありません。「どう取っているか」です。

新人・若手にありがちなのは、「正しく書くこと」を目的にしてしまうことです。

しかし、それだけでは仕事は身につきません。ノートやメモの価値は、情報を残すことではありません。

その場で考え、整理し、理解しようとする行為そのものにあります。

意味のあるメモに残っているもの

本当に役に立つメモには、次のような要素が含まれています。

メモは正解を書く場所ではなく、考えた跡を残す場所です。

メモは「思考のログ」

メモというと、「言われたことを書き留めるもの」「忘れないための記録」と捉えられがちです。

もちろんそれも大切な役割ですが、仕事におけるメモの本質は、それ以上に「思考のログ」である点にあります。

新人・若手のうちは、

といった「理由」や「背景」を、日々必死に理解しようとしています。

その過程で浮かんだ疑問、気づき、仮説、上司の一言に対する自分なりの解釈をしてしまいます。これらは頭の中だけに留めておくと、時間とともに簡単に消えてしまいます。

しかし、メモとして残しておけば、それは自分がどう考え、どう理解しようとしたかの"思考の足跡"になります。

そのため、新人・若手のうちは、きれいに整理されたノートを作ることよりも、

そんな「考えた跡」が残るメモを意識することの方が重要です。

仕事ができるようになる人ほど、「正解を書き写す」のではなく、「考えながら書き、後で考え直す」ためにメモを使っています。

メモは単なる記録ではなく、思考を外に出し、振り返り、成長につなげるためのツールです。この意識を持てるかどうかで、仕事を覚えるスピードや理解の深さは、確実に変わってきます。

まとめ

メモの大切さは、単に記録を残すことにあるのではありません。仕事の中で得た情報をそのまま書き写すのではなく、「なぜそうなるのか」「自分はどう理解したのか」を考え、言葉として出力することです。

その一連の行為そのものが、理解を深め、成長を促進させていきます。

新人・若手のうちは、正解をきれいにまとめることよりも、迷い、考え、試行錯誤した痕跡が残っていることの方が、はるかに価値があります。

後から見返したときに、「当時はこう考えていた」と振り返れるメモは、確実に次の成長につながります。

大切なのは、「たくさん書いたメモ」ではなく、「考えたことが残っているメモ」です。

メモの取り方を少し意識するだけで、仕事の理解度も、成長のスピードも、確実に変わっていくはずです。

文責:田辺顕

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