データベースソフトの世界と多様性
若いころにデータベースソフトに熱中したことがある。クライアントの賃金の水準や分配を分析しコンサルティングで活用していたのだ。マイクロソフトACCESSがリリースされる以前の話だ。
そのとき感心したことは、多様性を管理し、活用しようとするDBソフトウェアの「合理性」だ。データの違いはテーブル(またはデータベース)で管理し、現実を表現する際には、クエリー(問い合わせ)という命令文で再構成する、という仕組みだ。情報の違いを徹底的にそぎ落として、共通要素に分解し、シンプルにテーブルで管理しておかないと、あるデータが変わるたびに、3つも4つも同じデータを探して修正しなければならなくなる。
当然、動きが遅くなるし、ハードディスクやメモリーなどの記録スペースを消耗してしまう。ところが人事制度の世界は、なかなかこのような発想で組み立てられていない。何かが変わると全部を修正しないといけない状態に近い。
組織運営においても、違う行動特性、価値観をもった人が集まり、その人たちの切磋琢磨でパフォーマンスをあげているチームはまだ少ない。成果にむかって多様性をもったメンバーが協調し、時にぶつかり合いながら結果を出していく。その過程で人間洞察、自己洞察を深めて成長を果たしていく。
そんな好循環を成果主義マネジメントの中で生み出していただきたいと思う。
文責:田辺和彦
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