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多面評価とは ~産業・組織心理学エッセンシャルズより~

「産業・組織心理学エッセンシャルズ」の中で多面評価は次のように紹介されている。

職場での具体的な行動傾向を把握する方法に、多面観察評価手法(multi-source assessment)がある。360度フィードバック(360-degree feed-back)ともいわれている。

職務遂行に必要とされる多くの行動項目において、本人自身が自分の行動の程度を評定し、さらに、本人の行動について、上司や同僚が評定を行なうものである。本人をとりまく周囲からフィードバックをもらうこととなるので、360度フィードバックと呼ばれている(Edwards,M.R..,&Ewen,A.J.,1996)。

日頃、自分自身はどの行動を効果的に実行できていて、どの行動は不十分な効果となっているのかを把握することによって、自己認知と他者認知のギャップに気づくことが可能となる。
このようなデータを十分に理解して、自分が主体的に他者に働きかけ、行動することによって、効果的な問題解決を実践することが可能となる(外島,1999)。(中略)

多面観察評価手法による結果は、本人に提示されて、能力開発に活用されることが多い。ただし、結果のデータを本人が十分に納得して受けいれることができるように、工夫が必要である。人事考課に導入する試みもなされているが、評定する人の基準の差や、バイアスなど考慮する点が多く、上司による人事評価を補完する資料として活用することが考えられている。

産業・組織心理学エッセンシャルズ
著者:外島 裕・田中賢一郎

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