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プロセス・達成手段はシートに書かせる? ~成果主義人事制度と目標管理~

成果主義の傾向が強まり、目標管理シートに「プロセス・達成手段」を記述する欄がない、という組織も増えつつある。もともと「目標と自己統制による管理」という制度なのだから、しっかりとした目標をつくり達成手段は個人が管理する、ということでも良いのかもしれない。

道筋を考える、計画を立てるという行為は大切だ。しかし目標管理にかけられる時間は限られている。目標シートのスペースも有限だ。

達成手段をシートに設けるかどうか? 一概には言いにくい。
以下のメリット・デメリットを考慮し、組織の方針としてどちらかを採るしかない。

達成手段の記入欄を設けることのメリット・デメリット

・「設けるメリット」は次の通り。

・どのようにして目標を達成するのか、その道筋(達成手段)が明快になる。

・目標達成のための手段を探す、考える、という行為そのものが、部下の能力を向上させる。

・上司と部下、同僚など関係者が達成手段を理解できるので支援しやすい。

・「設けるデメリット」は次の通り。

・目標そのものをターゲットとして努力するのではなく、活動すること自体で評価を得ようとするマインドが生まれやすい。

・目標が抽象的あるいは焦点の絞れていない大きなターゲットになりがち。→ 達成手段(活動)が明確なのだから、目標は少しぐらいぼやけていても良いだろう、という気持ちが起きる(本人も上司も)。

・達成手段を考え、記入し、上司とすり合わせ、進捗を管理する、という時間が必要になる。

または組織・メンバーの成熟度から選択する方法も考えられる。次のページではこのあたりの考察をしてみたい。

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文責:田辺和彦

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