逆算化傾向とは?
逆算化傾向とは、人事考課における考課者が陥りやすいエラーの一つ。
賞与や昇格などの処遇への反映の為に、最終評価だけを意識して評価し、各評価項目では実態と合わない評価や雑駁な評価をしてしまう傾向。
その原因には次のようなものがある。
<行動的な原因>
1) 人事考課の目的は、処遇(給与・賞与)決定、という認識が強すぎる。
2) 人事評価の部下育成機能が理解されていない。
3) 個々の評価項目についての部門内での検証が不充分。
<評価者の心理的な原因>
1) 高い処遇を実現し、部下のモチベーションを向上したい。
2) 人事考課フィードバックの際に部下から不満が出るのが怖い。
3) 部下の処遇に対して影響力を発揮し、部下から尊敬や感謝を受けたい。
<組織・風土的な原因>
1) 人事考課者への教育が徹底できていない 。
2) 「最終評価結(主にS,Aなどの評語)」でしか、評価点のバラツキを捉えていない。
3) 「モチベーションはお金、役職」という価値観の強い組織。
文責:田辺和彦
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