目標管理の「真実の瞬間」
スカンジナビア航空社長のヤン・カールソン氏が書かれた「真実の瞬間 The moment of trueth」という本があった。
「顧客と社員が接触する瞬間こそが、顧客満足度を決め、会社の盛衰を決める。スカンジナビア航空は、その真実の瞬間を大切にする」というような内容だったと記憶している。
目標管理制度にも「真実の瞬間」があると思う。
それは、制度の導入やマニュアルの説明会の瞬間ではない。
上司と部下が「目標」をはさんで話し合う瞬間である。
上司は上司の視野で、部下は部下の立場で、お互いが目標をはさんで葛藤する瞬間だ。
「目標」を共通の話題にしながら、自分達の置かれた環境や進むべき方向性を模索する瞬間だ。
ここで真実を見つけようとお互いが知恵を出す。
この積み重ねが、個人を、また組織を成長させる。
この瞬間を妥協してやり過ごせば、時間は短縮できるかもしれないが、「真実」や「成長」からは遠ざかる。
薄い一枚一枚の紙でも積み重ねれば分厚くなる。
鞄いっぱいに紙を詰めると重くて持てなくなるくらいだ。
組織や個人の成長のために目標管理の「真実の瞬間」を大切にしてほしいと思う。
「真実の瞬間」を積み重ね、分厚いチームを創っていってほしいと思う。
文責:田辺和彦
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