就活面接、AIロボットが質問攻め
平成30年3月1日 日経産業新聞の一部をご紹介します
2019年卒業予定の学生の就職活動が1日から本格的に始まるが、今年は「ロボット面接官」が選考会場に登場するかもしれない。ロボット面接官は人工知能(AI)を搭載した採用支援ツールで、人間の代わりに学生を評価してくれる。AIは採用現場をどう変えるのか。
「質問を始めます。60秒以内に回答してください」。
ヒト型ロボットが受験者にそう話しかけた。まるでSF映画の一場面のようだが、現実だ。
■108問の耐久戦
ロボットはソフトバンクグループの「ペッパー」を活用。ペッパーと、学生の仕事への適性などを見極めるAIシステム「SHaiN(シャイン)」を組み合わせて使う。 シャインは採用支援のタレントアンドアセスメント(東京・港)が開発。昨年10月に、まずスマートフォン(スマホ)のアプリとしてサービスを開始し、これまでに大手食品メーカーなど12社が導入している。2月からはペッパーに組み込んで、文字通りロボット面接官として使えるようになった。
<中略>
シャインのAIは、満足できる回答が得られなかった場合に、重ねて質問する。質問数は受験者ごとに異なり、少ない人は50~60問程度。平均180~200問なので、108問でも少ない方かもしれない。面接が2時間に及ぶ人もいるという。この徹底した質問攻めは、AI面接官ならではだろう。
シャインの評価ポイントは合計11。そのうち7つが、質問への回答を分析して得られる評価で、「バイタリティー」「柔軟性」など。学生の外見を観察して得られる「表現力」などもある。<中略>
AIの導入企業の多くは、初期選考の「ふるい」に利用しているようだ。企業の多くは1次選考などで、普段は採用に関わっていない社員に臨時の面接官をやらせている。それで公正な選考ができるのか。学生の間でも疑問の声は多かった。
<中略>
一方、こうしたAIを使った選考については、導入に及び腰の企業関係者から「同じタイプの学生ばかりを選抜し、均質化につながるのではないか」といった懸念の声も出ている。AI選考がどこまで有効か、企業の多くも注目している。
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