大人の宴会用カルタが人気、製作セミナーも開催
神田神保町に「奥野カルタ」という老舗の店があります。都内でも、いまやカルタ店の看板を掲げているのはこの店ぐらいだと思います。
テレビや雑誌でカルタ特集を組むときはかならず登場します。店には、カルタの原点となる美しい「百人一首」・「花札」から地方の「方言カルタ」、宮沢賢治などの「作家カルタ」がならんでいます。
オーナーからカルタの歴史や市場の動きについて、時々お話をお聞きしています。最近は、カルタを自主制作したくて相談にこられる人がふえているようなのですが、その大半の人が販売量について誤解しているそうです。カルタはよく売れて年間3,000~5,000部程度、何万部も売れるようなものはめったにないといわれていました。
ところが、販売部数が1万部を越えるような新しいタイプのカルタが誕生しています。ダジャレをカルタにした「おやじギャルカルタ」や色っぽいテーマをカルタにした「大人のカルタ」などで、パーティや宴会を盛り上げるコミュニケーション用のカードゲームといった性格になっています。
このようなコミュニケーション型のカードゲームやボードゲームは、自分たちで簡単に製作できますし、そうしたほうがより面白く楽しめます。自ら作って自ら遊ぶ、創造性を満足する新しい知的遊びになるかもしれません。団塊世代の新しい知的テーマとしてゲーム作りのセミナーも成立しそうです。
ということで、来年はこれまでいろいろゲームを開発してきた実績をもとに、生涯学習センターなどでカルタ・ボードゲームの製作セミナーを開催してみようかと考えています。
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