「たかが駆けっこじゃないか。」宇佐美彰朗
メキシコオリンピックで9位になり、次のミュンヘンではもっと良い成績を期待されているのがプレッシャーになったのでしょう。トレーニング中に体調を崩していたことも重なって、焦りと不安でどうしようもない状態でした。 (中略) ある日、信頼する鍼灸の先生に悩みを打ち明けたところ、思いがけない言葉が返ってきました。「たかが駆けっこじゃないか。」この一言でぱっと目が覚めました。もともとエリートでも何でも自分が、楽しんで走ってきたからこそ記録も伸びたし、オリンピックにも出られたんじゃないか。今さら結果を思い煩ってどうするんだ。そんな気持ちになれたのです。
【宇佐美 彰朗/マラソンランナー(東海大学体育学部教授)】
ものの見方が変えられたらプレッシャーが消えた。日経ビジネス宇佐美さんの話から
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