人事管理ヒント集HUMAN RESOURCE MANAGEMENT HINT

先進諸国では、クリエイティブワーカーが30%台に

先進諸国では、クリエイティブワーカーが増えている。概ね30%だ。マネジメントする側の人は、この傾向を記憶に止めておいた方が良い。20世紀型の人材評価、処遇が合わなくなることが予想される。

以下は、Harvard Business Review 2007.05号に掲載された論文「クリエイティブ人材が競争優位を左右する」の一部だ。

アメリカには、私が「クリエイティブ・クラス」と呼ぶ労働者が3800万人存在する。その中心は、科学者やエンジニア、建築家、デザイナー、教育者、芸術家、音楽家、エンタテイナーであり、経済的な機能として、新しいアイデアや技術、コンテンツの開発を担っている。

ビジネスや金融、法律、医療などの関連分野で、主に主体的な判断に基づいて複雑な問題解決に取り組む知的労働者もここに含まれる。現在、クリエイティブ産業に従事する労働者の比率は、アメリカでは30%を超え、製造業のそれを上回り、その賃金所得は全体(約2兆ドル)の半分近くを占め、製造業とサービス業を合算した金額にほぼ相当する。

30年代以降、ファシズムや共産主義から逃れてヨーロッパを脱出してきた人たちを、アメリカは科学や知識、文化、ビジネスの分野で積極的に受け入れてきた。このような人材が、世界一を誇るアメリカの大学制度と革新的なインフラの構築に貢献してきたのである。

ここ10数年の間に、数カ国でクリエイティブ・クラスが急増している。たとえば、ニュージーランドでは、91年以降、クリエイティブ・クラスの比率が18.7%から27.1%に増加し、アイルランドでは18.7%から33.5%へとほぼ倍増している。

文責:田辺和彦

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Harvard Business Review 2007.05 P52~59  
ジョージ・メイソン大学 教授 リチャード・フロリダ
「クリエイティブ人材が競争優位を左右する」
PRESIDENT
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