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コーチングと人材育成

私はコーチであり、クライアントをのべ300人以上コーチングしてきた。

そのなかでも、部下や後継者の育成として、コーチングが多用されてきたのはたいへんうれしい話である。コーチングがどうしてここまで育成の手段として脚光されてきたのか?脚光を浴びてきたのもここ数年のことではあるが、これは、結果がでるからであると思う。多くの結果を残してきているからであると思う。

育成は、多くのリーダーにとって、もっとも重要な任務であり、企業存続の上で不可欠の課題である。そこで多くの結果がみいだされていれば、これはとびついてくるのも必然である。コーチングの基本は、いかに育成者を「承認」できるかである。これはそう簡単にできるものではない。相手を承認できるようになるには、自分の懐の深さがなければ無理である。自分の器の大きさがそのレベルの秤となる。つまりは、育成するもの、リーダーの力量で決まるわけである。

最近、チベットの高僧、ダライラマが来日したが、私もその説法を聞く機会に恵まれた。ただただ、器の大きさを感じて帰ってきた次第である。最終的には時間にも拘束されず、時間をも自分のものとしてしまうということかもしれない。ダライラマには多くの弟子や慕う僧が世界から集まってくる。そのなかからさらにりっぱな僧が次々と育成されてくる。たぶんダライラマが特に何かをしているというわけではない気がする。率先しりっぱな人間になるための修行をしているだけであろう。それを多くの弟子が見習っているのであると思う。自分を磨き、人として魅力のある人間を目指しているのである。まさにリーダーである。

著:佐藤創紀 →https://www.gdl-j.co.jp/archives/001031.html


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