論理誤謬とは、「論理的誤差」とも呼ばれ、人事考課における考課者が陥りやすいエラーの一つ。
評価項目の内容を充分把握しないで評価を行うために、評価結果が歪む傾向を指す。
例えば、本来は「積極性」で評価すべき行動を「責任感」でとってしまい、評価点が論理的な帰結とは言えないような評価をしてしまうこと。
ステレオタイプ(左右同じようなスピーカーがあることからそう呼ばれる)によるエラーもその一つ。
評価項目Aの高い人は、評価項目Cも絶対高いはず、と評価項目A、評価項目Bの違いを理解していなかったり、それぞれの評価項目に関わる事実を集めなかったりすると、この傾向が顕著にでる。
その原因には次のようなものがある。
<行動的な原因>
1) 評価項目が理解できていない。
2) 評価の際に、行動事実の整理整頓ができていない。
3) 評価をするための情報が少なすぎる(部下の行動や能力発揮を把握できていない)。
<評価者の心理的な原因>
1) 自分が理解している「言葉」への思い込みが強い 。
2) 評価項目の定義など、文書を読んで理解するのが面倒(時間がない)。
<組織・風土的な原因>
1) 考課者訓練が不充分。
2) 人事考課マニュアルが不充分(分かりにくい)。
3) 人事考課マニュアルが実情にあってないので、皆から参照されない。
自分自身や管理職の評価傾向を知りたいならこちら → 評価傾向診断Ver2.0
文責:田辺和彦
All rights reserved by 株式会社ジィ・ディー・エル(GDL)