人事コンサル事例HRM CONSULTING CASE

チームへの貢献度を相対評価で申告?

自分自身で「チームにどの程度貢献したか」という申告では、全員の自己評価の合計は100を上回ってしまうという。つまり一人ひとりは「自分は結構チームに貢献している」という自覚(思い込み?)があるようなのだ。ところが「チームの他のメンバーと比較して、あなたの貢献度はどうか?」という質問だと合計は100を超えない、というのだ。

「決断の科学」ハーバード・ビジネス・レビュー2006年04月号「意識の壁が状況判断を曇らせる」ハーバード・ビジネス・スクール教授マックス・ベイザーマン、研究生ドリー・チュー著 ~ より

以前から何となくこのような問題意識を持ってコンサルティングをしていたので、弊社のクライアントのプロジェクトでは「プロジェクトに対する自分の貢献」を他者との比較で評価してもらっていた。その結果は、上記のベイザーマン教授の指摘を裏付けるものとなっている。

サンプル数も多くないのでハッキリとは言えないが、基準が不確かな場合「貢献度」を自己評価だけに委ねるよりは評価も揃うことになると思う。結果的に自己認知レベルがあがる(より客観的な自己認知)のではないかと思う。

文責:田辺和彦

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